発展続くAリーグが抱える不安要素。経営難に陥った2つのクラブ、リーグの歴史が短い故の“苦しい事情”とは?

2015年1月は地元開催となった豪州の優勝で幕を閉じたアジア杯。その影響もあり、豪州国内ではサッカーの人気が高まっているようだ。一層の盛り上がりを見せるAリーグだが、いくつかのクラブが経営難に陥っているという。その裏側には、現在の豪州が抱える苦しい事情が潜んでいた。

2015年05月30日(Sat)11時00分配信

text by 植松久隆 photo Getty Images
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圧倒的な強さで“完全優勝”を遂げたメルボルンV

発展続くAリーグが抱える不安要素。経営難に陥った2つのクラブ、リーグの歴史が短い故の“苦しい事情”とは?
通算3回目の“完全優勝”を遂げたメルボルン・ビクトリー【写真:Getty Images】

 Aリーグの2014/15シーズンが終わった。10年目となる節目のシーズンは、メルボルン・ビクトリーが横綱相撲でレギュラーシーズンとファイナルシリーズの2冠に輝いた。これでメルボルンVの“完全優勝”は通算3回目。レギュラーシーズンを制した年には、順当にファイナル王者のタイトルも手中に収めていることになり、これでシーズン優勝とファイナル王者のタイトルをいずれも3回獲得。これは他の追随を許さぬ堂々の単独1位の成績だ。

 終わったばかりの今季のメルボルンVの強さを象徴するのが、リーグ最強の破壊力を誇った攻撃陣。10チームによる3試合の変則ホーム&アウェー(注:隔年でホーム2試合&アウェー1試合を組み合わせごとに交互していく)方式で年間27戦を戦うリーグ戦で、総得点数は56。試合ごとの平均得点数では2.07という高い数字をたたき出した。

 その攻撃陣を引っ張ったのは、Aリーグ随一の顔ぶれを揃えた助っ人陣。ブリスベン・ロアーに在籍した3年間で“Aリーグ最高の外国人FW”とも称されるほどの活躍を見せたアルバニア人のベサート・バリシャは、国際マーキー選手(注:外国人枠でサラリーキャップの枠内に含まれない特別枠契約選手)として入団した新天地でもシーズン15得点と期待に違わぬ活躍を見せた。

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