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長友佑都 9年前

長友の残留を示唆したマンチーニ、高く評価されたユーティリティ性。運命を“少なからず”左右するエンポリ戦は先発へ

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

ピッチでのアピールを誓う長友

 契約年数がどうなるか、インテルが誰を補強するのか、また長友にどんなオファーがあるのかなどということは、とりあえずまだ先の話。重要なのは、今ピッチでどう頑張れるかだ。

 相手のエンポリとは、長友はアジアカップ参戦のため前半戦で対決していない。その彼らの武器の一つは、SBを用いた積極的なサイドアタックだ。左SBなら右のラウリニ、右SBであれば左のヒサイが挑んでくるが、両者ともに攻撃に重心を置く。対面のサイドを押し込むのはどちらか、長友には真っ向勝負で挑んで欲しい。

「僕はどんな時も、与えられた場所でしっかりと輝けるように努力するだけ」

 自らの去就について長友はそう語っていた。不運続きの1シーズンとなった最後の試合だが、これを大事にしてピッチでどう輝きを放つかが彼の明日の運命を少なからず左右することになるだろう。

【了】

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