川島永嗣のぶれない哲学。欧州での不遇も、ハリルJでの新たな挑戦。“ジャンプ”するための未来予想図とは?

2015年06月05日(Fri)10時00分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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川島が見る、新たなチャレンジ

川島永嗣のぶれない哲学。欧州での不遇も、ハリルJでの新たな挑戦。“ジャンプ”するための未来予想図とは?
目指すべきゴールを見失わなかったからこそ、川島の泰然自若とした立ち居振る舞いはまったく変わらない【写真:Getty Images】

 長いスパンで考えれば、実質的に干された今シーズンは、より高く跳び上がるために屈んでいた時期となるかもしれない。日本代表としてのプレーに対しても少なからず批判の声があがった状況でも、目指すべきゴールを見失わなかったからこそ、川島の泰然自若とした立ち居振る舞いはまったく変わらない。

 むしろリエージュで不意に出場機会を失ったからこそ、あらためて確認できたことがあると川島は未来を見据える。

「ヨーロッパではもともと、GKの役割や存在感といったものが大きい。そのなかで外国人のGKがプレーしていくには、ヨーロッパ人のGKよりもいい部分やプラスアルファを出していかないといけない。プレーの面でもメンタルの面でも、日本にいたときよりも強さや厳しさを求められる」

 国内組が合流する8日からは神奈川県内に場所を移し、3年後のW杯ロシア大会へ向けた戦いが本格的に始まる。ヨーロッパにおける新天地を探す作業は代理人に一任し、東口順昭(ガンバ大阪)、西川周作(浦和レッズ)、権田修一(FC東京)との横一線で始まるポジション争いに集中する。

「ブラジル大会で何も残せなかったということを払拭するためにも、このチャレンジが日本代表にとっても新たな目標になってくる」

 ぶれない哲学のもとで積み重ねてきた濃密な経験が、何ものにも代えがたい武器であることを証明するために。捲土重来を期す川島は、ハリルホジッチ監督に課される過酷なメニューを笑顔で消化している。

【了】

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