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11番を託された宇佐美「ただ背中に着けるだけで、特に意味はない」

text by 編集部 photo by Getty Images

11番を託された宇佐美「ただ背中に着けるだけで、特に意味はない」
宇佐美貴史は前回の30番から11番へ変更になった【写真:Getty Images】

 日本代表は10日、翌日の親善試合イラク戦に向けた練習を行った。

 この日、今月の2連戦で選手たちが着用する背番号が発表された。宇佐美貴史は11番を着けることが決まっている。

 これまで“キングカズ”こと三浦知良や、多くのエース級の選手たちが背負ってきた番号を託された宇佐美だが、「それしか空いてなかったんですよ。全体的に決まっている中で、枠も埋まっていますし、決まっていなければ39とか33とか着けたいと思っていたんですけど、それもできないってことで」と、自ら望んだ形ではなかったと強調する。

 そのうえで「圭佑君の4番とかそういうところにはすごく意味があると思いますけど、それ以外の番号はただ背中に着けるだけで、特に意味はない」と語り、「着けたい番号は別にあって、3番とかがよかった」と明かしている。

 実戦形式の練習では主力メンバーが多く含まれるチームに入り、11日のイラク戦では代表初先発が予想されている。宇佐美は「短い時間でも試合に出た時にインパクトを出し続けることができれば、それがスタート(先発)につながると思いますし、もちろんスタートにつながらなかったとしても代表の中で必要不可欠な存在にはなれると思っていた」と自信をのぞかせた。

 本人は「まだプレー面のところで監督の要求してるところまでイメージとしてはいってない部分もたぶん多くある」とアピールに満足しておらず、先発起用についても「最後まで何があるかわからない」と慎重だが、「監督が要求することは、サッカー以外の面でもやってるつもりではいますし、それが少しでも伝わっているのかな」と、前進している感覚を掴んでいるようだ。

【了】

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