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代表 9年前

なでしこ、準決勝イングランド戦で有利な4つの理由。ライバルの不安要素を分析

W杯連覇を目指すなでしこジャパンは、日本時間2日朝8時からイングランド代表との準決勝に臨む。前回大会のグループステージでは敗れ、2013年の親善試合では引き分けるなど苦手な相手として報じられているが、今回の対戦は不利な要素ばかりではない。イングランドは史上初のW杯ベスト4進出で勢いづいているが、日本が勝利に近い理由を4つに絞って紹介する。

text by 編集部 photo by Getty Images

貯まる疲労、GKに不安も

なでしこ、準決勝イングランド戦で有利な4つの理由。ライバルの不安要素を分析
カレン・バーズリーはカナダ戦の後半で原因不明の目のアクシデントで交代。日本戦では出場するのか?【写真:Getty Images】

1:コンディショニングの難しさ

 ひとつ目に挙げられるのは、イングランドが日本に比べて厳しい日程をこなしているということだ。準々決勝は同じ日に行われたが、日本が準決勝と同じエドモントンで試合をした一方で、イングランドはバンクーバーでカナダ戦を行ったうえ、キックオフ時間が遅かった。

 それまでも日本がバンクーバー、ウィニペグ、エドモントンの西側3会場のみの移動で済んでいるのに対し、イングランドはモンクトン、モントリオール、オタワと東側で試合をしたのち、準々決勝のために西側のバンクーバーへ移動しなければならなかった。カナダは国内で時差があり、より難しいコンディション調整が必要だった。

2:GKのアクシデント

 カナダ戦の後半、正守護神のカレン・バーズリーが原因不明の目のアクシデントで交代を余儀なくされた。マーク・サンプソン監督は深刻な症状でないことを強調し、日本戦の出場も問題ないと語っているが、実際にどこまで本調子に戻っているか未知数だ。

 イングランドのゴールを守り続け、今大会も幾度となくチームをピンチから救ってきたベテランの状態は不安定な守備陣に影響を及ぼすかもしれない。

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