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日本代表 9年前

【東ア杯を振り返る】選手が感じた危機感と監督が得た手応え。コメントから見える双方“温度差”

text by 編集部 photo by Getty Images

北朝鮮戦後(1-2で敗戦)

【東ア杯を振り返る】選手が感じた危機感と監督が得た手応え。コメントから見える双方“温度差”
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

――試合を振り返って
「フィジカル的に十分準備できなかった。2mある選手が2つの決定的なプレーで試合を決めた。日本は決定的な2つのチャンスで仕事できなかった。(高温多湿の厳しい環境で)選手はすごく疲れていたのでフィジカル的な忍耐が足りなかった」

――日程について
「がっかりしている。われわれはこの試合に勝つためにしっかり準備をしてきた。スタートは良かったし、得点をとるための機会も作った。しかしチームのフィジカル的な問題で、最後まで持ちこたえることができなかった。

 このような大会の場合、少し準備期間が欲しかった。日本のフットボール界は疑問を抱かないといけないと思う。日本のフットボール界の責任ある方々は、今日何が起こったかをしっかり見てほしいと思う。日本のフットボール界の責任ある方々は、今日何が起こったかをしっかり見てほしい」
 

【東ア杯を振り返る】選手が感じた危機感と監督が得た手応え。コメントから見える双方“温度差”
DF森重真人【写真:Getty Images】

DF森重真人

――試合を振り返って
「決めるところを相手がしっかり決めて、自分たちがチャンスをものにできなかった。セカンドボールの反応というのはトレーニングからやっていたんですけど、そこをうまくできなかった。決められるところで決めないとこういう展開になってしまう」
 

【東ア杯を振り返る】選手が感じた危機感と監督が得た手応え。コメントから見える双方“温度差”
DF槙野智章【写真:Getty Images】

DF槙野智章

――タテへのスピードを意識したサッカーへの変化について
「今までのポゼッションサッカーからタテに速いサッカーへ矛先を変えてるので、ミスというのは起こりうることだと思う。また元に戻すってことも必要ないと思いますし、今はチャレンジの時期でもあります。チャレンジしない臆病なプレーっていうのが一番気にかかるプレーだと思います」

――今後の修正点
「90分タテに速いサッカーっていうのはあまりにも不可能。ゆっくりする時間帯とタメを作る時間というのは必要かなと思います。監督はタテタテと言うけど、もう少し幅を利かせたプレーだったりとか、ボールを動かすこと、時間を作ることを、僕たちが後ろから指示を出すことも必要なのかなと思いますね」

【次ページ】3.韓国戦前
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