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アーセナル、移籍市場閉鎖近まり補強候補選定へ…西&独の万能MFに注目か

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナル、移籍市場閉鎖近まり補強候補選定へ…西&独の万能MFに注目か
移籍市場を見据えるヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、今夏の移籍市場閉鎖が迫るなか補強候補の絞り込みを始めたようだ。

 アーセナルは開幕前に長年課題とされてきたGKの補強に乗り出し、チェルシーからチェコ代表のペトル・チェフ獲得に成功。残すはMFフランシス・コクランとFWオリビエ・ジルーがそれぞれ先発出場するアンカーとストライカーの強化が当面の課題となり、新戦力の加入が取り沙汰されている。

 スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によれば、アーセナルは“シャビ・アロンソ2世”として期待されるレアル・マドリーのMFアシエル・イジャメンディに関心を示しており、長年同選手の獲得を画策してきたリバプールから横取りする可能性があるようだ。25歳のイジャラメンディは昨季、途中出場を中心にリーガ30試合でプレー。しかし、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチの加入によって中盤の層はさらに厚くなり、同選手は出場機会を求めて移籍濃厚と伝えられている。

 一方、伊メディア『トゥットメルカートウェブ』によると、アーセナルはレバークーゼンに所属するドイツ代表のMFラース・ベンダー獲得の噂が再燃している。ガナーズ幹部は今月18日に行われたチャンピオンズリーグ・プレーオフ1stレグのラツィオ対レバークーゼンを観戦するためローマ入りし、フル出場したベンダーの視察を行ったという(試合はラツィオが1-0で勝利)。26歳のベンダーは昨季、ブンデス26試合出場でチームの4位フィニッシュに貢献しているため、獲得には高額な移籍金を要する見通しだ。

 現在のアーセナルは、マドリーに所属するフランス代表の FWカリム・ベンゼマ獲得を最優先に動いており、4500万ポンド(約87億円)を超える移籍金を用意していると報じられている。同クラブはベンゼマ獲得交渉の裏で補強ターゲットを絞り込み、最終日の駆け込み移籍に備える模様だ。

【了】

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