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広州恒大のスコラーリ監督、日本への帰還を喜ぶ「あの時間は宝物」

text by 編集部 photo by Getty Images

広州恒大のスコラーリ監督、日本への帰還を喜ぶ「あの時間は宝物」
広州恒大のルイス・フェリペ・スコラーリ監督【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝で柏レイソルと対戦する広州恒大が来日し、24日に1stレグの前日会見を行った。その模様をアジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている。

 広州恒大は2013年のACL準々決勝で柏と対戦し、その時は2戦合計8-1と圧倒して勝ち抜けを決め、その後アジア制覇を成し遂げた。それでも圧倒的な資金力でスター選手を買い集め、中国リーグの盟主的存在に成長したビッグクラブの野心は溢れるばかりだ。

 今年6月にファビオ・カンナバーロ氏からチームを引き継いだルイス・フェリペ・スコラーリ監督は「我々は常に自信を持っているが、毎試合安定せず、結果に満足はしていない。1stレグに集中しているため、次の試合のことはまだ気にしていない」と、目の前のゲームに対して気を引き締める。

 かつて8得点を奪って倒した相手に対しても「柏は強いチームで、我々に問題を引き起こさせるかもしれない」と警戒を強める。ただ、その発言の端々からは自信が垣間見えた。

 そしてスコラーリ監督にとって日本への帰還はジュビロ磐田を率いた1997年以降、ブラジル代表を率いた2002年日韓W杯以来となる。「日本に帰ってこられて幸せだ。日本で指導したことはよく覚えている。短い時間だったが私にとっては宝物だ」と久々の来日を喜んでいる。

 同胞のブラジル人選手をチームの中心に据え、アジアで猛威を振るってきた広州恒大は柏相手にどんなサッカーを見せるのか。経験豊富で老獪な指揮官の手腕も試される。

【了】

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