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G大阪、アウェイで全北現代とスコアレスドローも…宇佐美は次戦出場停止

text by 編集部 photo by Getty Images

G大阪、アウェイで全北現代とスコアレスドローも…宇佐美は次戦出場停止
宇佐美貴史(右)は次戦出場停止【写真:Getty Images】

【全北現代モータース 0-0 ガンバ大阪 ACL準々決勝1stレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の1stレグが26日に行われ、ガンバ大阪はアウェイで韓国の全北現代モータースと対戦した。

 直近のリーグ戦では4-2-3-1で臨んでいたG大阪は、メンバーを入れ替えて普段通りの4-4-2で戦う。右SBに丹羽、CBに岩下と金正也、左SBに藤春、中盤の中央でベテランの遠藤と明神がコンビを組み、2列目に阿部と大森、前線は宇佐美とパトリックが務める。

 序盤から前に出てくる全北現代に苦しめられるG大阪は、前線の宇佐美とパトリックにいい形でボールが入らずチャンスを作れない。反対にACL歴代最多の通算27得点を挙げていうイ・ドングッを中心にシンプルな展開で攻める相手に多くの決定機を作られてしまう。

 前半終了間際には右サイドからのアーリークロスにイ・ドングッが頭で合わせ、あわやという場面を作られたが、G大阪は粘り強い守備で得点を許さず0-0で45分間を終えた。

 攻撃に出たいG大阪は後半開始から大森に代えて倉田をトップ下に入れ、宇佐美を左サイドへ移したリーグ戦と同じ4-2-3-1にシフトする。

 これによってリズムが良くなったG大阪はシュートまで持ち込む場面が増えるも、得点を奪うには至らない。全北現代は途中出場のルイス・エンリケが起点になって攻撃のパターンを少しずつ変化させていく。

 66分にはルイス・エンリケからパク・ウォンジェとつないで、最後はイ・ドングッがフリーで滑り込むが、惜しくもゴール右に外れ、G大阪は難を逃れた。70分にもルイス・エンリケがミドルシュートでゴールを強襲するが、これも枠の右へと外れた。

 さらにG大阪は残り15分で井手口を投入し、遠藤をトップ下に上げて攻撃の姿勢を明確にする。だが、いい流れに水を差すアクシデントが。宇佐美が自陣でファウルを犯し、決勝トーナメント2枚目の警告を受けて2ndレグ出場停止が決まってしまう。

 そうなればアウェイで1点を取って勝負を有利に進めたいが、徐々に全北現代が押し込む時間が長くなり、何度もGK東口が際どいボールを処理し、DFが体を張ってブロックし、相手の攻撃を跳ね返していく。

 リンスを投入して“仕上げ”にかかったG大阪だが、スコアは最後まで動かず。全北現代の猛攻を耐えきってアウェイでの1stレグをスコアレスドローで終えた。

 勝負はすべて来月16日の2ndレグの結果で決まる。宇佐美抜きのG大阪はホームのサポーターの前で準決勝進出を祝えるだろうか。

【得点者】
なし

【了】

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