明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節が29日に行われ、横浜F・マリノスは浦和レッズに4-0で勝利した。

　浦和のゴールマウスを守るのは、名手・西川周作。だが、蹴った瞬間にゴールを確信できるような、完璧と言える一撃だった。

　横浜FMが効果的な攻撃を見せる中で迎えた28分、ゴール正面で獲得したFKを中村俊輔がセットする。助走から左足一閃――。鋭く曲がったボールは、懸命に腕を伸ばした西川の手をかすめることなくゴール右へ吸い込まれた。

「ペナの1、2mくらい後ろに壁があるのがいいかな。ペナでもいける感じ」と中村。つまりあの位置は彼にとって最高の距離だったのだ。「去年と違ってあのボールと相性がいいし、足にうまく乗っかった」と話すなど、中村にとっても手応えのあるゴールとなった。これで直接FKでのゴールは19点目。自身の持つJ1記録を更新した。

　さらにこの日のチーム4点目をCKからアシストするなど、勝利に貢献。中村の左足は今後もまだまだ冴え渡りそうだ。

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