フットボールチャンネル

今夏の移籍市場で高額な利益を得たクラブTOP10。垣間見える中規模クラブの経営方針

この夏を賑わせた移籍市場も終わり、本格時なシーズンが始まろうとしている。今年も巨額の金額が動いたサッカー界だが、中にはリーグ中堅クラブでありながら高い利益を得ているクラブもある。果たして、最も多くの利益を得たのはどのクラブだったのだろうか。上位10クラブを紹介しよう。
(金額は『トランスファーマークト』を参照)

text by 編集部 photo by Getty Images

10位:ローマ

今夏の移籍市場で高額な利益を得たクラブTOP10。垣間見える中規模クラブの経営方針
ミランへ移籍したアレッシオ・ロマニョーリ【写真:Getty Images】

【収支】
収入:7425万ユーロ(約100億2375万円)
支出:4355万ユーロ(約58億7925万円)
利益:3070万ユーロ(約41億4450万円)

【主な売却選手】
アレッシオ・ロマニョーリ(ミラン):2500万ユーロ(約33億7500万円)
アンドレア・ベルトラッチ(ミラン):2000万ユーロ(約27億円)
マッティア・デストロ(ボローニャ):850万ユーロ(約11億4750万円)
マプ・ヤンガ=エンビワ(リヨン):800万ユーロ(約10億8000万円)
フェデリコ・ヴィヴィアーニ(ヴェローナ):400万ユーロ(約5億4000万円)
ホセ・ホレバス(ワトフォード):250万ユーロ(約3億3750万円)
ヴィクトル・イバルボ(ワトフォード/期限付き移籍):200万ユーロ(約2億7000万円)
アデム・リャイッチ(インテル/期限付き移籍):175万ユーロ(約2億3625万円)
セイドゥ・ドゥンビア(CSKAモスクワ/期限付き移籍):100万ユーロ(約1億3500万円)
ジャンルカ・クルチ(マインツ):フリー

【主な獲得選手】
アンドレア・ベルトラッチ(ジェノア):850万ユーロ(約11億4750万円)
モハメド・サラー(チェルシー/期限付き移籍):350万ユーロ(約4億7250万円)
レアンドロ・パレデス(ボカ・ジュニアーズ):315万ユーロ(約4億2525万円)
エディン・ゼコ(マンチェスター・シティ/期限付き移籍):280万ユーロ(約3億7800万円)
アントニオ・リュディガー(シュトゥットガルト/期限付き移籍):280万ユーロ(約3億万7800円)
ルーカス・ディーニュ(パリ・サンジェルマン/期限付き移籍):175万ユーロ(約2億3625万円)
ウィリアム・ヴァンクール(ディナモ・モスクワ):210万ユーロ(約2億8350万円)
エセキエル・ポンセ(ニューウェルス):294万ユーロ(約3億9690万円)

 ミランへの売却を進めるため、ジェノアと共同保有していたベルトラッチの保有権を買い取り、最終的には1150万ユーロの黒字に。期限付き移籍を駆使し、ゼコやサラー、ディーニュといった即戦力を獲得したことで昨季にも劣らない戦力を揃えた。

【次ページ】9位
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top