【西部の目】ハリルJ、未だ高い“2枚看板”への依存度。必要に迫られる将来への備え

2015年10月09日(Fri)10時29分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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将来への備えが必要

 本田、香川の2枚看板が不調に陥ったときの備えも必要だ。ザッケローニ時代はまさにそこで躓いている。ロシアワールドカップでは本田も香川も年齢を重ねているのだから、その危険はブラジル大会より大きいと考えたほうがいい。

 これまでの相手と違ってシリアは攻撃もするチームだった。ディフェンスラインを押し上げているので、日本が一発のロングパスで裏をつくチャンスもある。PKにつながった長谷部から岡崎へロングパスだけでなく何度か狙っていた。ダイレクトプレーばかりでは困るが、チャンスがあったらすかさず狙う姿勢は良かった。

 全体のプレーぶりは2次予選を突破するには十分。予選は通ればいいので、今のところはそれでもいい。ただ、ブラジルワールドカップのときから強くなっているとは思えない。

 もう少し選手が入れ替わらないと大きな進歩はないだろうから、親善試合を中心に若手や新たな組み合わせをテストしていく必要がある。

【了】

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