【現場記者の目】イランとのアウェイ決戦。宿敵相手に底上げなるか。チームの未来を占う一戦に

2015年10月13日(Tue)10時23分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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本気モードのイラン。意義深いテストに

 一方、イランの方は最強布陣のスタメンになる見通しだ。というのも、8日のオマーン戦(マスカット)で1-1のドローに終わった彼らは今、批判の矢面に立たされている。12日のイラン代表の前日練習時にも「日本に負けたら批判が続くことになるが」という厳しい質問がカルロス・ケイロス監督に浴びせられたほどだ。

 FIFAランク39位とアジア最上位にいる彼らがアザディで日本に苦杯を喫することは許されない。

 イランの先発はGKハギギ(ルビン・カザン)、DF(右から)ガフリ(セパハン)、モンタゼリ(アル・アハリ)、ホセイニ(ナフト・テヘラン)、ハジサフィ(FSVフランクフルト)、ボランチ・エビラヒミ(エステグラル)、ティムリアン(ウム・サラル)、右MFヘイダリ(エステグラル)、左MFデジャガー(アル・アラビ)、FWアズムン(ロストフ)、タレミ(ペルセポリス)の4-4-2が濃厚と見られる。

 相手が本気モードで来るからこそ、日本としてはテストがより意義深いものになる。ちょうど1年前の10月のブラジル戦(シンガポール)で、ハビエル・アギーレ前監督は本田や長友佑都(インテル)を控えに回して国内組主体のメンバーで臨み、0-4で惨敗。

 厳しい批判にさらされたことがあったが、結局この試合で生き残った塩谷や柴崎、武藤が現在も代表でプレーしている。今回のイラン戦ものブラジル戦ほどではないにせよ、「アジア最終予選で使える選手・使えない選手」という線引きをする意味で、貴重なチャンスになるはずだ。

 指揮官はイランと対峙するに当たり、攻撃面では「速いグラウンダーのクロスを背後に狙う。できることなら、広がりや奥行きを求め、3人目や4人目を使う。つねに動きながらのプレーをする」といったことを求めている。

 守備面では「ラディカルチェンジ。つまり、前に行きながら守備をすること。そして空中戦というイランの長所を出させないこと」を要求するという。

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