【現場記者の目】イランとのアウェイ決戦。宿敵相手に底上げなるか。チームの未来を占う一戦に

2015年10月13日(Tue)10時23分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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10年前の雪辱と選手層向上を果たせるか

【現場記者の目】イランとのアウェイ決戦。宿敵相手に底上げなるか。チームの未来を占う一戦に
長谷部誠は新戦力台頭を大いに歓迎していた【写真:Getty Images】

 前線に武藤、本田、香川真司(ドルトムント)、宇佐美が陣取った場合、やはり単純なクロスやハイボールを上げていては、相手守備陣に跳ね返されるのがオチ。ハリルホジッチ監督の言うようにスピードと運動量、連係で活路を見出していくしかない。

 マインツで2列目3枚とのいいコンビネーションを見せている武藤はこうした指揮官のリクエストに応えられるだろうし、宇佐美もフィニッシュの精度という点で違いを示せる可能性が大いにある。そこは興味深く見守りたい。

 そして守備の方も前へ前へと追い込むプレッシングをイランのような個の力の強い相手にできれば、今後の最終予選、ロシア本大会に向けて希望が見えてくる。

 日本の弱点である高さ対応の方も、1人1人がしっかりと体を寄せていい態勢でヘディングをさせなければ、そう簡単には失点しないはず。そこはキッチリと意思統一を図ってほしい。

「若い選手に限らず、明日は多少なりともメンバーが変わるので、彼らは競争が激しくなって監督を悩ませるようなプレーをしなければいけない。そういう中で勝ちたい。監督も勝利というものを強調しているし、ここ(アウェイ)で勝つ意味は大きいので」と長谷部誠(フランクフルト)は新戦力台頭を大いに歓迎していた。

 長友も「最終予選に入ってから誰かが出られないこともある。誰が出てもいいパフォーマンスを出せるかがよく見える試合になると思う」とイラン戦で主力組に食い込む選手が出てほしいという期待と願望をにじませた。

 10年前の2006年ドイツW杯アジア最終予選で煮え湯を飲まされた宿敵相手に、日本は選手層向上と若返りを加速させるきっかけを得られるのか。アザディでのアウェイ決戦はチームの未来にとって重要な一戦となる。

【了】

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