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次なる戦いへ闘志を燃やす長谷川監督「下からの光景は見飽きた」

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

次なる戦いへ闘志を燃やす長谷川監督「下からの光景は見飽きた」
ガンバ大阪の長谷川健太監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 ヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、ガンバ大阪は鹿島アントラーズに0-3で敗れて連覇を逃した。

 試合後の記者会見でG大阪の長谷川健太監督は「今日は完敗です」と、鹿島の圧力の前に打開策を見つけられなかったことを認め、「ガンバのサポーターに勝利を、優勝をプレゼントできなかったのは本当に悔しい」と述べた。

 それでも「負けようと思ってプレーした選手は誰もいない」と90分間戦い抜いた選手たちを称賛し、「勝てなかった責任は私にある」と、ビハインドを背負う中で有効な策を打ち出せなかった自らの采配を敗因とした。

 この試合には敗れたが、シーズンはまだ続いていく。特に次のリーグ戦は優勝やチャンピオンシップ進出の可能性がかかる大事なゲームになる。「ここで切り替えないと今シーズンはあと3試合で終わってしまう」と長谷川監督は危機感を語る。

 さらに「準優勝で下から見上げる光景は見飽きた」と述べ、「鹿島の選手が喜んでいる姿を下から見上げて、改めて悔しいという気持ちになったのではないかと思いますし、ここで切り替えられないチームではない」と選手たちに一層の奮起を促す。

 小休止を挟み、チームはサンフレッチェ広島戦へ向けた準備を始める。この段階まできてチームを大きく変えるのは難しい。長谷川監督もその点は承知の上で「終わったことはもうしょうがないですから、しっかりと忘れて、切り替えて次のJリーグの戦いを見据えていきたい」と次なる一戦へ視線を移している。

【了】

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