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ドルトムントだけじゃない! ドイツに現れた新星。世界最高峰CLの舞台で奮闘する2人の19歳

代表、リーグともに世界トップクラスのレベルにあるドイツ。そんな中でも次代を担うスター候補は次々と現れる。今季、欧州CLを戦うボルシアMGにはマハムート・ダフート、レバークーゼンにはジョナタン・ター。若干19歳の2人は世界最高峰の舞台でその魅力を磨き上げている。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ボルシアMGの心臓。前監督が残した遺産

ドルトムントだけじゃない! ドイツに現れた新星。世界最高峰CLの舞台で奮闘する2人の19歳
ボルシアMGの新星、19歳のマハムート・ダフート【写真:Getty Images】

 新星が現れたのは、ボルシア・ドルトムントだけではない。BVBでは20歳のユリアン・バイグルが開幕から先発に名を連ね、レギュラーの座を不動のものとした。試合前の選手紹介では、場内アナウンスに応えるファンの声がひときわ高く響く。 

 しかし、そうした次代を担うスターの予感は、ブンデスリーガの他のクラブにも漂う。10月31日の第11節ブレーメン戦の後で、マルコ・ロイスは「フットボールの世界では全ての物事が速く進む」と言葉を残した。それは新世代の波についても言えることだ。中には、既に欧州チャンピオンズリーグを戦う者もいる。

 19歳のマハムート・ダフートは、前監督のルシアン・ファブレが残した遺産である。開幕戦からボルシアMGは5連敗を喫したが、第5節ケルン戦の後に限界を悟ったファブレが辞任すると、6連勝とV字回復を見せる。U-23の監督を務めていたアンドレ・シューベルトに率いられたチームは、昨季3位の勢いを取り戻した。

 回復の過程で、10月21日には、CLのグループD第3節をユベントスと戦う。トリノのアウェイでも持ち前のコンビネーションでパスを繋ぎ倒し、0-0のドローに持ち込んだ。そのユベントス戦でグラニト・シャカとツーボランチを組んで、ボルシアMGの心臓を司ったのが、ダフートだ。

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