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【現地レポート】岡崎、3戦連続先発落ちも「でも楽しいっす」。初挑戦プレミアで充実の定位置争い

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

「どうやって点取るか画策してます」

「うーん、まあ打とうと思ったら打てたと思うんですけど、焦って打ってもしょうもないシュートになったと思う。まあかわせたんで、かわせたと思ったら後ろから来ていた。やっぱりそういう部分で結構……。そんなのでゴールを取ってきたわけじゃないんですけど。

 まあ今は何か考えてもしょうがないかなと思っています。とりあえず1年がむしゃらにチームに貢献することが大事で。だからネガティブにも別に考えていないし、今、本当に思うのは、5分でもいいから出してくれと」

 この言葉どおり、後半45分間のみの出場となった岡崎は「勝ち続けていることが大事。勢いがあることが一番」とチームの3連勝を喜んだ。しかし、これで自身は3試合連続の先発落ちである。

 ヴァーディーがエースとして9試合連発を含む12得点で得点王レースを快走する一方、日本代表のエースはこれで10試合不発だ。それでも岡崎はプレミアでの1年目、そして久々のレギュラー争いに刺激を感じている。

「結局自分が(レギュラーのポジションを)取り返すには、どんな役割でもいいからこなしながら、点を取るしかない。まぁ、そういうことですよね。どうやって点取るか画策してます。でもそれが楽しいっす」

 確かに本人のいう「どんな役割」もこなせる岡崎は、シーズンを通じてプレータイムを完全に失うことがないはずだ。それは今後も強みになっていくだろう。例えば過去2試合では守備の役割を任されていたが、この日託された任務は「つなぎ」だった。

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