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香川、決勝点に興奮「劇的すぎる」。視線の先は次なる戦いへ

text by 編集部 photo by Getty Images

香川、決勝点に興奮「劇的すぎる」。視線の先は次なる戦いへ
香川真司【写真:Getty Images】

 ドルトムントの香川真司は、現地時間5日に行われたブンデスリーガ第15節ヴォルフスブルク戦に55分から途中出場し、終了間際に劇的な勝ち越しゴールを決めてチームを勝利に導いた。

 前節は先発出場したものの、インパクトを残せず途中交代。そして今節は先発を外れた。それでも自身の価値を結果で証明してみせた香川は「この2試合、プレーどうこうというより気持ちのところで試合に入れていなくて、それは自分が一番感じていた。その中でスタメン外れたっていうのは当然の采配で、監督もそういうところは見ている」と、自らの置かれた状況をよく理解している。

 それだけに93分に奪ったボレーシュートでの今季8点目には大きな喜びを感じたようだ。「劇的過ぎるんで、気持ちは凄く昂ったし、感情をあらわにした」と香川は語る。一方で「本当にみんなのゴールですし、サポーターも応援してくれましたけど、みんなの力で取ったゴールだと思うし、本当にみんなで分かち合いたい」と、チームが一丸となって掴んだ勝利であることを強調した。

 結果は出たが、次の試合はすぐそこに迫っている。首位バイエルン・ミュンヘンが敗れて差は縮まったが、いま考えるべきは目の前の勝利のみだ。

「結果として証明できたことは良かった。1試合に過ぎないですし、プレー内容に至っては、チームとしても個人としてもまだまだ満足いっていないので、ヨーロッパリーグを挟んで、次もしっかりといいサッカーをしていきたい」と、香川はすでに次なる戦いを見据えて闘志を燃やしている。

【了】

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