【欧州サッカー放映権事情】圧倒的プレミア勢、最下位クラブがバイエルン超す。合計2位はセリエA、リーガは2強とその他の格差目立つ
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が11日、2015/2015シーズンの欧州4大リーグの放映権収益を報じた。圧倒的な放映権収益をあげるプレミアリーグと、格差が目立つリーガ・エスパニョーラ。各国の事情が如実に映し出される結果となっている。
2015年12月12日(Sat)23時36分配信
プレミアリーグ(イングランド)
他を圧倒するプレミアリーグ【写真:Getty Images】
チェルシー:1億2400万ユーロ
マンチェスター・シティ:1億2400万ユーロ
マンチェスター・ユナイテッド:1億2100万ユーロ
アーセナル:1億2100万ユーロ
リバプール:1億1600万ユーロ
トッテナム:1億1100万ユーロ
サウサンプトン:1億300万ユーロ
エバートン:1億ユーロ
スウォンジー:1億ユーロ
ストーク・シティ:9700万ユーロ
ニューカッスル:9700万ユーロ
クリスタル・パレス:9600万ユーロ
ウェストハム:9500万ユーロ
ウェスト・ブロムウィッチ:9000万ユーロ
レスター・シティ:8800万ユーロ
サンダーランド:8600万ユーロ
アストン・ヴィラ:8400万ユーロ
ハル・シティ:8200万ユーロ
バーンリー:8000万ユーロ
QPR:7900万ユーロ
合計:19億9400万ユーロ
平均(合計/20クラブ):9970万ユーロ
リーグ内格差(1位クラブ/最下位クラブ):1,57倍
放映権において、プレミアリーグは欧州でも他を圧倒する存在となっている。最下位であるQPRの収益7900万ユーロ(約105億円)という数字は、ブンデスリーガの1位であるバイエルン・ミュンヘン(5100万ユーロ)をも凌ぐ。また、リーグ内格差が非常に小さいことも特徴の一つである。これは、放映権収益の大部分を占める国外放送からの収益を等割合で分配しているからだ。一方、国内放送からの収益の50%はリーグ順位と視聴率によって振り分けられている。