天皇杯元日決勝がもたらす弊害。拭えぬ不公平感、オフ期間に2ヶ月差がつくことも

2015年12月29日(Tue)9時01分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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シーズン終了時期に2ヶ月の差が生じる可能性

 村井チェアマンはすでに、チャンピオンシップの出場数を現状の最大5クラブのままとすることを明言している。出場クラブ数が「5」ないし「4」の場合は23日に1回戦、26日に準決勝、30日に決勝第1戦、12月3日に同第2戦が行われると見ていいだろう。

今年のように「3」の場合は、26日の準決勝からの開幕となる。来年もFIFAクラブワールドカップが日本で開催されるので、チャンピオンシップ決勝第2戦の日程はおそらく動かすことができない。

 2015年シーズンは、ある意味で綱渡りのスケジュール消化を強いられていた。J1の全日程を確定させた後に、ACLの決勝が準決勝までと同様の平日開催ではなく、11月7日と21日の両土曜日に開催するとアジアサッカー連盟(AFC)が通達してきた。

 日本勢ではガンバがACL準決勝へ進出していた。仮定の話となるが、ガンバが準決勝で広州恒大(中国)をくだし、決勝へ進んでいたならば、セカンドステージ第16節と最終節のガンバ絡みのカードを、大きく前倒しせざるを得ない状況に追い込まれていた。

 特に最終節をずらせば、リーグ戦の最終節を同日同時刻で開催するという原理原則を大きく損なう。優勝争いやチャンピオンシップ出場争いなどにも大きく影響して、決して小さくはない問題となったはずだ。

 今年の教訓を糧とする意味でも、11月にあえてリーグ戦を組み込まない道を模索した。セカンドステージ最終節から大きなブランクが生じてしまうが、チャンピオンシップ開催をしっかりと告知し、前売りチケットを販売する期間を十分に確保できると逆にとらえることもできる。

 しかし、天皇杯に関しては2017年元日に決勝を行うことが確定している。このスケジュールだと、セカンドステージ終了までに天皇杯で敗退して全公式戦を終えたクラブと、天皇杯の決勝に勝ち残ったクラブの間に、実に2ヶ月もの差が生じることになる。

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