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【現地レポート】岡崎がシーズン前半戦で感じた自信と“信頼感不足”。2016年は「どん欲な1年に」

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

シーズン前半戦を振り返る岡崎

「どうでもいいからゴールが欲しかった。形にもこだわらないし」と試合後の岡崎は語り、納得のいかない表情でこう続けた。

「(前半戦は)途中から(の出場)でも流れを変えたつもりでいたし、チームの役に立つと思っていても、こういう使われ方をするわけじゃないですか。たとえば今日だったら、(ネイサン)ダイヤ―が(先に)入った。自分がエバートン戦でゴールを決めて、そんなに時間が経ってないのに。ということは、そんなに信頼されてないってこと」

 これには伏線があった。前半終了間際に岡崎は、出場に備えてタッチライン際で全速力のダッシュを繰り返し、急ピッチで仕上げていた。つまり、後半開始からの起用の可能性が高かったのだろう。「出場して試合を変えたい」と感じていただけに、自然とその悔しさが言葉にも表れていた。

 とはいえ、7月上旬にチームに合流して以来、約半年。20節を終えて単独2位につける絶好調のチームの一員として、及第点以上の仕事をしている。開幕戦からスタメンを飾り、2試合目には移籍後初ゴールを決めている。その後も献身的なプレーとハードワーク、さらに中盤と前線へのつなぎ役もこなし、18試合出場3得点(先発11・途中出場7)だ。

 この点については、岡崎自身も「半年というのは自分にとっても慣れるために、ハードワークなりいろんな部分を意識してやった。その部分はチームにも浸透して、うちのチーム内だけではなく、プレミア内でも頑張る選手だと思われている。そこは良かったと思う」と満足している。特に序盤戦は「1年を通じて結果を出せれば」という心持ちであったため、ゴールから遠い位置でのプレーでも「チームのためになれば」と積極的に買って出た。

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