フットボールチャンネル

香川、先制点の起点になるも…後半終盤に逆転負け。リバプールがEL準決勝進出

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
先発出場を果たした香川真司【写真:Getty Images】

【リバプール 4-3(5-4) ドルトムント ヨーロッパリーグ準々決勝】

 ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝が現地時間14日に行われ、ドルトムントはリバプールのホームに乗り込んで対戦。ヘンリク・ムヒタリアンなどがゴールを積み重ねるも、後半終盤に逆転され3-4の敗戦を喫した。2戦合計4-5となり、ドルトムントは準々決勝で敗退している。

 第1戦を1-1の引き分けで終えた両チーム。前回対戦では出場がなかった日本代表MF香川真司だが、今回の試合では先発出場を果たしている。ワントップにはピエール=エメリク・オーバメヤンが起用された。

 試合が開始されると、早い時間帯にスコアが動く。ドルトムントは5分、カウンターから香川がゴール近くまで持ち運ぶと、パスをつないで最後はオーバメヤンがシュートを放つ。しかし、これはGKシモン・ミニョレに弾かれたが、こぼれ球にムヒタリアンが反応し冷静に先制点を決めた。

 さらに9分、再びカウンターから一気に攻めると、今度はオーバメヤンがしっかりとゴールを決める。その後は両チーム共にチャンスを作るもスコアは動かず。幸先よく2点リードしたドルトムントが、良い形で前半を折り返した。

 後半に入ると、リバプールが反撃を開始する。48分にパスワークからドルトムントの守備を崩し、最後はDF裏に抜け出したディボック・オリギが1点を返した。

 しかし57分、ドルトムントのカウンターからマルコ・ロイスが追加点を決め、再びリードを広げる。それでも諦めないリバプールは、66分にフィリッペ・コウチーニョが得点を決め点差を縮めると、さらに78分には、セットプレーからママドゥ・サコがヘディングで押し込み同点に追いついた。

 そして後半終盤にドラマが起きる。後半アディショナルタイムにリバプールのデヤン・ロヴレンが値千金のゴールを決めて、リバプールが逆転に成功した。そのまま試合は終了し、リバプールが4-3の勝利をおさめている。2戦合計5-4となり、リバプールが準決勝進出を決めた。

【得点者】
5分 0-1 ムヒタリアン(ドルトムント)
9分 0-2 オーバメヤン(ドルトムント)
48分 1-2 オリギ(リバプール)
57分 1-3 ロイス(ドルトムント)
66分 2-3 コウチーニョ(リバプール)
78分 3-3 サコ(リバプール)
90分+1 4-3 ロヴレン(リバプール)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top