フットボールチャンネル

香川、被災者の支援を呼びかけ「思いやる気持ちや、行動を起こすことは大事」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
熊本地震の被災者に向けてコメントを述べた香川真司【写真:Getty Images】

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、現地時間17日に行われたハンブルガーSVとの試合後に、熊本地震の被害を受けた人々に向けて励ましの言葉を述べている。

 先日、自身のブログで「熊本、大分の地震、一人でも多くの方の無事を祈っています。九州地方では余震も含め数多くの地震が続いているとの報道もあり心配しています。九州にいらっしゃる皆様、くれぐれも気を付けてください。今ドイツにおり、僕が出来る事はあまりないかもしれません。でも出来る事を少しずつですが考えて行きたいと思います」と述べていた香川。

 このブログの中で”出来る事を少しずつですが考えて行きたい”と語っていた香川は「そんなに具体的に言えることではないですけど、僕たちもヨーロッパに住んでいてどうなっているのかは詳しくはわからないので。なので、本当に軽率なことは言えないですが、やれることっていうのは本当に、こうやってサッカーで頑張っている姿であったり、勝利しているところがほんとうに微力ながら伝わればいいのかなと思っています」とコメントし、自分が活躍することによって被災者を勇気付けたいと述べた。

 また、兵庫県神戸市生まれの香川は1995年に阪神淡路大震災を経験している。それを踏まえた上で「こういうときこそ、思いやる気持ちであったり、何か行動を起こすことは、スポーツ選手も含めて大事だと思います。正直本当に、日本がどういう状況かわからないので、今からすぐにというのはなかなか難しいですけど。

厳しい時間を過ごしているとは思うので、少しでも、被害が少なくなるように、僕たちは祈ることしかできないですし、そういう気持ちでいることは日本人として忘れたくないので、それだけを思っていきたいと思います」と語り、祈りを捧げると共に、今後は何らかの形で行動を起こしていきたいとした。

(取材:本田千尋)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top