岡崎慎司、現地メディアから称賛の理由。英国で好まれる“勇敢なファイター”が放つ危険な香り【現地レポート】

今季のプレミアリーグ優勝を果たしたレスター・シティで、日本代表FW岡崎慎司は高い評価を得ている。リーグ戦では5得点という成績だったが、なぜ岡崎はここまでの評価を受けているのだろうか。その理由は、英国で好まれるプレースタイルにあった。
(取材・文:Kozo Matsuzawa / 松澤浩三【イングランド】)

2016年05月12日(Thu)11時18分配信

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo Getty Images
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岡崎は現地でどのような評価を受けているのか

岡崎
レスター・シティの岡崎慎司【写真:Getty Images】

 本コラムは、毎回編集部からいただくテーマに沿って書いているのだが、今回の依頼は「現地メディアは岡崎をどう評価しているのか」というものだった。

 しかし、岡崎慎司がイングランドでどれほど高い評価を受けているかは、すでに日本のさまざまな媒体で報道されていて、多くの人がご存じのはずだ。

 最も評価をされて露出も多かったのは、3月14日の対ニューカッスル戦の後。岡崎が鮮やかなオーバーヘッドで決勝ゴールを挙げて殊勲のヒーローとなると、翌日の各紙が「スーパーゴール」と褒め称えた。

 ただそれ以外でも、基本的には今季の岡崎に対する記事や評価は好意的なものが多く、ネガティブな内容は皆無である。しかし遠い日本から見ているとその信ぴょう性も定かではないと感じるかもしれないし、日本メディアが「偏った報道をしているのだろう」と勘ぐっている方もいるだろう。

 普段英国人記者が日本人記者と日本人選手について話をする際、大抵はお世辞交じりのコメントに終始して、あまり悪いことを言わない。または少し皮肉めいた言い回しをしても、大体の場合は直後にフォローの言葉が入り、こちらとしては「気を使っているんだろうな」と分かり、苦笑いをして過ごす場合も少なくない。

 ただ、おそらく岡崎に対する評価は、そのほとんどが真っ当なものであると判断していいはずだ。筆者がシーズン中に話をした英国人記者の岡崎評も悪い内容はなく、しかもこれらにはいつものような“社交辞令”感はなかった気がする。

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