日本代表の原口元気【写真:Getty Images】
日本代表は7日にキリンカップ決勝戦でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦する。
準決勝のブルガリア戦で軽い打撲を負った香川真司(ドルトムント)に加えてボスニア戦は本田圭佑(ミラン)も引き続き欠場する見込みとなっている。
ヘルタ・ベルリンに所属する原口元気は、本田と香川が欠場することで「前(のポジション)が空いているので、チャンスは少なからずあるんじゃないかと思っている」と、出場に意欲を見せた。
今回の招集ではFW登録となっているが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「中盤でも競争しなければならない」と語るなど、原口のボランチ起用を示唆している。
ハリルホジッチ監督は選手たちに「クラブとは違う役割を求める」ということを何度も述べてきたように、これまで原口は代表でボランチとしてプレーしる試合もあった。
所属のヘルタではサイドのポジションでプレーする原口だが、ブルガリア戦ではトップ下として途中出場。しかし、ボスニア戦では新境地となるボランチでのプレーにも挑戦したいと語っている。
「サイドはやっぱやりたいですけど、ボランチも自分としては面白い。トップ下だとキヨ君(清武弘嗣)や真司君ほど前を向くのが上手だとは思わないから難しい部分はあるかなと思うし、そこで勝負するよりサイドとかボランチの方が自分にチャンスがあるのかなっていうのはありますね。やっぱ試合に出たいし、試合に出れるところで勝負したい」
また、ボランチで出場した際の自身のストロングポイントについてもイメージを持っているようだ。
「ボランチだと30~40mスプリントしたらゴール前なので、そこが今、自分の良さかなと思っている。(ゴール前に)出ていった時の迫力は出せるんじゃないかなと思ってる」
サイド、トップ下、ボランチと、プレーの幅を広げている原口だが、ボスニア戦ではどのポジションで出場することになるのだろうか。
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