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東京Vの“マスター”永井秀樹が語る最高のスパイク「ある程度の重さはむしろ必要」【SPIKE WARS】―⑥

遠い昔、まだラモス瑠偉がルイ・ゴンサウヴェス・ラモス・ソブリーニョだったころ、彼の所属する読売クラブが国士舘大学と練習試合をしたことがあった。試合後、ラモスはチームメイトの武田修宏に命じた。「いますぐ大学辞めてウチのチームに来いってあの選手に言ってこい! あれは天才だよ!」――。それから25年。ラモスをして天才といわしめた男、永井秀樹は目下、三浦知良に次ぐ日本で二番目に経験豊富なJリーガーである。この企画は、サッカー界の表も裏も知り尽くした男マスター・ナガイに、メーカーの枠組みを超えて6社のスパイクを試し履きしてもらい、その寸評とジャッジを公にしてしまおうという、おそらくは世界でも初めての試みなのである。今回は第6話をお届けする。

シリーズ:永井秀樹が語る最高のスパイク text by キングギア photo by King Gear

永井秀樹が語る最高のスパイク

永井
東京ヴェルディの永井秀樹が選ぶ最高のスパイクは?【写真提供:キングギア】

──続いてはアディダスでございます。以前にもお伺いしましたが、プーマの印象が強いマスター・ナガイ、実はアディダスに浮気をなさっていた時期があったとか。

マスター永井 「浮気っていうな。人聞きの悪い」

──では裏切り。

マスター永井 「もっと悪いし(笑)」

──ちなみにその時はどんなモデルを?

マスター永井 「プレデター、だったかな。正直、最後までしっくりこなかった印象がある」

──そもそもなぜアディダスを?

マスター永井 「フリューゲルスが消滅して、マリノスと合併することになった。フリューゲルスはプーマと関係の深いチームだったけど、マリノスはアディダスだった。それだけのことなんだけどね」

──なるほど。ではX15/1 HG LEの試し履きをお願いします。

マスター永井 「(もそもそもそと試着)あ」

──どうなさいました?

マスター永井 「でかい。これ、ちゃんとサイズは25.5センチだよね?」

──間違いなく。

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