リオ五輪敗退も存在感示した大島僚太と植田直通。ハリルの期待。A代表定着はあるか

2016年08月18日(Thu)11時20分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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ハリルホジッチがポテンシャルを評価する植田直通

植田は高身長であることに加えて身体能力も高い
植田は高身長であることに加えて身体能力も高い【写真:Getty Images】

 まさに内面から大島が変わってきた軌跡が、ハリルホジッチ監督をも魅了した。今シーズンの開幕前までは名前を口にしたこともなかったというが、オリンピック開催期間中には2ゴールをあげた浅野とともに大島の名前をあげたうえで、こんな言葉を口にしている。

「オフェンスのクオリティーは高い。浅野と大島は見ていてうれしくなった」

 帰国後にインフルエンザを発症し、戦線離脱を強いられたことで、セカンドステージ及び年間総合順位のダブル首位攻防戦となる20日の浦和レッズ戦(埼玉スタジアム)出場は微妙な状況となった。

 それでも、オリンピック前までのフロンターレにおけるプレー、そしてリオデジャネイロの地で放った躍動感は、ハリルジャパンの常連となる資格をも十分に満たしているといっていい。

 そしてもう一人、ハリルホジッチ監督の眼鏡にかないつつあるオリンピック戦士がいる。決勝戦でボスニア・ヘルツェゴビナ代表に苦杯をなめたキリンカップを終えたあとに、指揮官は手倉森ジャパンの最終ラインで相手を畏怖させるオーラを放つDF植田直通(鹿島アントラーズ)の名前をあげている。

「植田はかなりのポテンシャルがあり、パワーもある」

 186センチ、77キロの筋骨隆々としたボディに搭載されたパワー。小学生時代にサッカーとの二刀流で挑み、世界大会の舞台にも立ったテコンドーを介して、接触プレーで流血してもまったく怯まない旺盛なファイティングスピリットも心に宿らせた。

 吉田麻也(サウサンプトン)と森重真人(FC東京)でセンターバックを組ませたボスニア・ヘルツェゴビナ戦は、相手の高さとパワー、そしてスピードに屈する形で逆転負けを喫していた。

 アジア最終予選では、アジアでは突出した高さを擁するオーストラリア代表と同じグループになった。そして、勝ち抜いた先に待つロシアでの戦いでは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表を上回るフィジカルを誇る強豪国が待っている。

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