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15歳・久保は“和製メッシ”にあらず? 活躍の秘訣は「天然ナルシストに…」

シリーズ:FChan TV text by 浜川絵理 photo by Hiroyuki Sato

久保建英
U-16日本代表として活躍する15歳MF久保建英【写真:佐藤博之】

 フットボールチャンネル制作のウェブ番組『F.ChanTV』。第20回のゲストに、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が登場した。

 番組内では、AFC U-16選手権を戦うアンダー世代を特集。チームの中心選手であるMF久保建英は、15歳にしてFC東京に二種登録されたことで世間の注目を集めている。15歳という年齢でありながらメディアの注目を一気に集めたことを受け、青年期にサッカー経験のある梶原は「(才能を)つぶして欲しくない」と話す。

 久保建英は、U-16日本代表背番号9番を背負っており、主なポジションはセカンドトップ。単純な足の速さという意味のスピードよりも、状況判断の速さやプレービジョンに優れ、相手ディフェンダーに体をぶつけられない“動き”の質の高さも特徴の1つである。

 U-16代表では4-4-2の右サイドを務めているが、センターでより生きるタイプで、何よりも得点の取り方を知っている。「和製メッシ」とも称される彼だが、「和製グリーズマン」と言える選手だろう。

 梶原は、所属する吉本興業の養成学校「NSC」在学中から注目を集めるなど、若くして頭角を現したお笑い芸人の1人。一方で、早期に過度な期待をかけられる“怖さ”も知っているが、「メンタルが強ければ大丈夫ですよ、選手によるんですけど」とし、「養殖ナルシストじゃなくて、天然ナルシストじゃないといけないんですよ。天然ナルシストであればプレッシャーはあればあるほど良いから」と、若い選手が活躍し続けるためのメンタリティーを語った。

 若くして注目を集めた久保建英だが、彼が目指すべきゴールにはまだ到達しておらず、スタート地点に立ったにすぎない。いずれ世界で活躍する日本人選手になるはずである彼が、まずU-16選手権でどのようなプレーを見せてくれるのか、目が離せない。

(文:浜川絵理)

※AKB48小嶋真子さんとキングコング・梶原雄太さん出演の『F.Chan TV』は以下にてご覧いただけます。

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