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鹿島伝統の”10番”を背負う柴崎、アフリカ王者との激突へ決意語る

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
鹿島アントラーズの柴崎岳【写真:Getty Images】

 鹿島アントラーズのMF柴崎岳は、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトの独占インタビューに応じ、クラブワールドカップ準々決勝に向けての決意を語った。

 2016年のJ1王者となった鹿島は、現在日本で開催中のクラブW杯に開催国王者として出場。8日に行われた初戦はオセアニア王者のオークランド・シティに先制を許す苦しい展開となったが、逆転で2-1の勝利を収めて準々決勝進出を果たした。

 オークランド戦での戦いぶりについては、「自分たちの思える最高のものではなかったです」と柴崎は反省を口にしている。だが「次のラウンドに進むのが最大の目標でしたし、それが達成できたということは非常に良いことだと思います」と今後の戦いに向けて気持ちを切り替えている様子を見せた。

 準々決勝の相手は、アフリカ王者である南アフリカのマメロディ・サンダウンズ。相手のフィジカルとスピードに対抗するため、中盤で主導権を握って相手に持ち味を発揮させない戦いをしたいと柴崎は話している。「僕らのポジションである中盤の選手は試合を支配することを目的にプレーしています。そこを制することができれば、非常に大きいアドバンテージを手にできる」と勝負のポイントを挙げた。

 ブラジル代表と同じユニフォームカラーを持ち、「ブラジリアン」の愛称で呼ばれるサンダウンズだが、歴史的にブラジルとの強い繋がりを持っているのは鹿島の方だ。特に、柴崎が現在身につけている“10番“は、ジーコやレオナルド、ビスマルクなど偉大なブラジル人選手たちが受け継いできた番号だった。

「つけてきた選手が選手なだけに、鹿島の10番は偉大な番号だと思います」と柴崎もその重みを実感している。「僕に出来ることは最大限つくしたい。見ている方に、鹿島が勝利する姿を披露したいと思います」と準々決勝突破への強い意気込みをのぞかせた。

【了】

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