鳥栖、フィッカデンティ監督のもとスタイル確立。課題はキム・ミヌ&林の代役探し【2016年Jリーグ通信簿】
今シーズンのJ1も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、年間勝ち点11位のサガン鳥栖を振り返る。
2016年12月14日(水)10時32分配信
守備の立て直しへ。フィッカデンティ監督が就任
今季はブンデスリーガ優勝経験を持つフェリックス・マガト氏の招聘に失敗し、昨季までFC東京を率いていたマッシモ・フィッカデンティ監督が就任。新たなスタートを切った。
藤田直之、水沼宏太といった長年チームを支えた選手が移籍してしまったが、54失点を喫した守備の立て直し、鳥栖の堅守速攻の基本スタイルを考えるとフィッカデンティ監督の招聘は理にかなったものであった。
一方で監督人事が遅れたこともあり、フィッカデンティ監督が理想とするサッカーにフィットする選手を獲得できたかが懸念された。実際に多くの選手が入れ替わり、シーズン途中に9人が放出。竹原社長とフィッカデンティ監督が説明のための記者会見を開くにいたった。