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Jリーグ 7年前

C大阪、昇格プレーオフを勝ち抜いてJ1へ。OB監督の就任で守備力の向上を【2016年Jリーグ通信簿】

今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、昇格プレーオフで優勝を果たしJ1昇格を決めたセレッソ大阪を振り返る。

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

柿谷、杉本、山口…。“セレッソ愛”が強い選手の復帰もありJ1昇格

セレッソ大阪
セレッソ大阪【写真:Getty Images】

 リーグ戦の成績は勝ち点78の4位。自動昇格圏には遠く及ばなかったが、J1昇格プレーオフを勝ち上がり、決勝戦でファジアーノ岡山を1-0で破って、3年ぶりとなるJ1復帰を果たした。柿谷曜一朗、杉本健勇が復帰し、アカデミーからドルトムントへ旅立った丸岡満もプロとして帰ってきた。今シーズン途中には山口蛍も再び加わるなど、相変わらずJ2を超越した戦力を整えた。

 メンバーだけ見ればJ1でも悪くない戦いを披露できそうだが、今シーズンの失点数は上位6チームで最多の46。最終ラインで年間通して稼動できる即戦力が欲しいところ。また、4-2-3-1を基本システムとしていたが、トップ下の選手がいないのは気になるポイント。このポジションを務められる選手はいるが、できれば本職の選手を確保したい。

 来シーズンは、かつてサガン鳥栖を戦う集団に育て上げたユン・ジョンファン氏が監督に就任。C大阪のOBでもある同氏がどのような采配を見せるか注目だ。そして、キム・ジンヒョンら既存戦力を引き留めつつ、適材適所の補強でチームを強化していきたいところだ。

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