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Jリーグ 7年前

新潟、空回りしたスタイルで吉田体制崩壊。来季は三浦新監督のもと「らしさ」取り戻す1年に【2016Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

診断

新潟フォーメーション
新潟の基本フォーメーション

補強診断 D

 出戻り組とルーキー中心の補強で、大きな戦力的プラスがあったわけではなかった。西村竜馬や増田繁人がレギュラー格に成長したことが少ないプラス要素の一つ。ブラジル人トリオを残留させられたことは大いに評価すべきだろう。

 ただ、これまでと全く違うスタイルの指揮官を招聘しながら、新たな戦術にマッチした選手を揃えられなかった。クラブの方針転換が空回りに終わったと言わざるをえない。

総合力診断 D

 ボールポゼッションを高めたことでゴールから遠ざかり、チームのバランスが崩れた。ボールを失わないためのパス回しに終始し、リスクを冒してゴールへ襲いかかる場面を作れなかった。

 ポジティブだったのは終盤の監督交代以後の数試合。昨季までのスタイルがチームにとって最善の戦い方だったことを証明した。なかなか結果として現れなかったが、完敗ではなく善戦しての敗戦だったことは前向きに捉えたい。

【了】

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