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Jリーグ 7年前

新潟、空回りしたスタイルで吉田体制崩壊。来季は三浦新監督のもと「らしさ」取り戻す1年に【2016Jリーグ通信簿】

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

来季は三浦監督が就任。「新潟らしさ」を取り戻せるか

 来季はすでに昨季はAC長野パルセイロを指揮していた三浦文丈監督の就任が決まっている。そしてエースストライカーのラファエル・シルバが浦和レッズ移籍でチームを去ることも決まった。

 三浦監督は2013年から2014年にかけて新潟でコーチを務めた経験があり、クラブの哲学やスタイルを熟知している。90分間ハードワークを続けて勝利する「新潟らしさ」を取り戻すにはうってつけの指揮官だろう。

 一方、ラファエル・シルバが抜ける穴にはブラジルの名門クルゼイロに所属していたFWロニの獲得が決まった。今季はブラジル全国選手権2部のナウチコに期限付き移籍して21試合出場8得点を記録した。

 ただしタイプ的に純粋なストライカーではなくウィンガー色が強い。また21歳と若く、初めてのJリーグで1年目からいきなり結果を残せるかどうかは未知数だ。

 堅守速攻のスタイルを貫くとすれば、前線の決定力は非常に重要になる。今季リーグで6番目に多い49失点を喫した守備陣がしっかりと耐える力を身につけ、攻撃陣にいい形でバトンを渡せるかが好循環を生み出す。現実的な目標はまず残留、そのうえでさらに上を意識すべきだろう。

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