J3長野退団の元スイス代表守護神。家族を愛する男がJリーグ残留を熱望する理由

J3のAC長野パルセイロから1人の外国人選手が退団した。元スイス代表のジョニー・レオーニは、来日から9ヶ月経ち、来季以降もJリーグでのプレーを熱望している。数多くの国を渡り歩いてきたベテラン守護神がなぜ日本にこだわるのか。その思いに迫る。(取材・文:舩木渉)

2016年12月31日(Sat)7時59分配信

text by 舩木渉 photo Dan Orlowitz, Getty Images
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「長野という町を一生忘れることはない」

ジョニー・レオーニ
4月から長野に在籍していたジョニー・レオーニ【写真:ダン・オロウィッツ】

 クリスマスイブの前日、J3のAC長野パルセイロから1人の選手が契約満了で退団した。スイス代表としてW杯に出場した経験を持つGKジョニー・レオーニだ。

 今年4月、約3週間の練習参加を経て長野に加入したベテラン守護神は7月にレギュラーポジションを獲得して15試合に出場。チームはJ2昇格を逃したが、慣れない土地で元スイス代表の実力を存分に発揮して長野の守備を引き締めた。

 退団のリリースには以下のような別れの言葉が添えられていた。

「シーズンが終わりました。これを書いているとき、いろいろな気持ちがこみ上げてきます。(中略)サッカー選手としてのキャリアを続けるという自分の夢を追い続けるチャンスをくれた、家族、特に奥さんや子どもたちにも感謝しなければなりません。既になくなった私の父もそうです。この長野という場所で多くの日本人の友達が出来たことも私にとって、とても大切なことでした。日本で初めて訪れた長野という町を一生忘れることはないでしょう。心からこのかけがえのない時間を過ごせたことに感謝しています。これからも長野パルセイロを応援しています。『Gamba Te』」

「シーズンが終わりました。これを書いているとき、いろいろな気持ちがこみ上げてきます」という書き出しだけで、日本を愛するレオーニの人柄と心の底から溢れる感謝の気持ちがうかがえる。長文に込められた思いは本物だろう。

 そして今、レオーニは日本でプレーを続けることを強く望んでいる。

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