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原口、ヘルタと長期契約締結へ。本人も「いい話できた」と成功に手応え

text by 編集部 photo by Getty Images

原口元気
原口元気【写真:Getty Images】

 先週末ついに今季初ゴールを挙げたヘルタ・ベルリンの原口元気は、クラブと契約延長に向けてうごいているようだ。独紙『ビルト』が長期契約締結の可能性を報じた。

 現地時間4日のブンデスリーガ第19節インゴルシュタット戦に先発した原口は、試合開始直後の61秒に決勝点となるゴールを挙げた。この活躍でリーグ公式のマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど、再び評価を高めている。

 そして、ヘルタ・ベルリンは原口との2018年までの現行契約を2021年まで延長を検討しているという。ミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)は「ゲンキは我々にとって非常に価値のあるクオリティを有している。それが彼とより長くともに働きたいと考える理由だ。契約延長に向けた話し合いが進んでいる」と明かしている。

 ヘルタ・ベルリンのパル・ダルダイ監督からの評価も高い。「彼が契約を延長してくれれば、私も幸せだ。彼ならここでもっと多くのことを達成できる。ゲンキは巨大なポテンシャルを秘めており、スピードがあって機敏だ」と、長期契約締結に向けた動きを喜んでいる。

 原口とダルダイ監督は直接議論を交わす機会も設けたようで、「話をした後、彼はモチベーションに溢れていて、最近は本当に多くのものを欲している。今はいい時の彼に戻ってきた」と、指揮官は日本代表のアタッカーに賛辞を惜しまない。

 献身的な働きでチームへの貢献度を評価されてきた原口だが、日本代表での活躍とは裏腹にドイツでなかなかゴールを奪えず、年明けからはクラブで先発の機会を失っていた。しかし、インゴルシュタット戦で念願のゴールを手にして流れが大きく変わろうとしている。

「僕たちはここで大きな成功を掴めると信じている。僕はプレーツSDやダルダイ監督とたくさんの話をしてきた。彼らとはいい話ができている」とは原口の言葉だ。ヘルタでの充実ぶりがうかがえ、クラブと選手の関係も非常に良好な様子。このまま問題が起きなければ契約延長交渉もいい形で進みそうだ。

【了】

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