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アトレティコ、監督交代のレバークーゼンを迎え撃つ。マンCはモナコの爆発力阻止なるか【今夜のCL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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今夜、CLベスト8出そろう【写真:Getty Images】

 現地時間15日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが行われる。今夜はアトレティコ・マドリー対レバークーゼンとモナコ対マンチェスター・シティの2試合だ。

 アトレティコは8強入りが濃厚といって良いだろう。敵地でのファーストレグで4-2の先勝は、相手がレバークーゼンでなくても大きなアドバンテージだ。

 レバークーゼンは今月に入ってロジャー・シュミット前監督を解任した。ファーストレグとは監督が違う。ここ8試合で5敗しており、ブンデスリーガでは10位に低迷中だ。

 さらにアトレティコは、ドイツ勢をホームに迎えてここ7試合負けなし。6勝1分けと相性は良い。バルセロナ対パリ・サンジェルマンのようなことが起こるのがサッカーだが、奇跡はそう頻繁には起きないからこそ奇跡である。アトレティコの突破を予想するのが妥当だろう。

 同じ2点差でもモナコ対マンチェスター・シティの一戦は少し様相が違う。5-3で先勝したシティだが、敵地でのセカンドレグも警戒が必要だ。

 モナコはリーグアンの首位を快走している。その原動力になっているのが、29試合で84ゴールを挙げている得点力だ。リーグで2位につけるパリ・サンジェルマンが58得点であることを考えれば、いかに飛び抜けた数字であるかがうかがえる。エースのFWラダメル・ファルカオのほかに直近3試合で4ゴールを記録している18歳のキリアン・ムバッペに注目だ。

 それでも、有利なのはシティである。アウェイで相手のペースに引き込まれなければ、2年連続のベスト16突破は見えてくるはずだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督は「もし得点できなければ敗退するかもしれない」と前日会見で語っており、「まだやるべきことがある」と強調していた。1月15日のエバートン戦を最後に公式戦での黒星がないだけに、本来の力を発揮すれば問題はないだろう。プレミアリーグ優勝が困難な状況で、CLに懸ける気持ちは強いはずだ。

モナコはCLで決勝まで進んだ2003/04シーズン、準々決勝でレアル・マドリーと対戦し、ファーストレグを2-4で落としたあと、ホームで3-1の勝利を収めて勝ち上がった。ファンはこのシーズンの再来に期待している。

 15日に開催される試合は以下の通り。試合はいずれも日本時間28:45キックオフ。

アトレティコ・マドリーvsレバークーゼン
▼突破条件
アトレティコ・マドリー:勝利、引き分け、1点差敗戦、3失点以下の2点差敗戦
レバークーゼン:3点差以上の勝利、5得点以上の2点差勝利
※4-2でレバークーゼンがリードして90分を終えた場合は延長戦

モナコvsマンチェスター・シティ
▼突破条件
モナコ:3点差以上の勝利、2失点以下の2点差勝利
マンチェスター・シティ:勝利、引き分け、1点差敗戦、4得点以上の2点差敗戦
※5-3でモナコがリードして90分を終えた場合は延長戦

【了】

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