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磐田、4年ぶりの静岡ダービーに3-1勝利。中村俊輔が全得点起点に

text by 編集部 photo by Getty Images

中村俊輔
ジュビロ磐田の中村俊輔【写真:Getty Images for DAZN】

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【ジュビロ磐田 3-1 清水エスパルス J1 第5節】

 明治安田生命J1リーグの第5節が1日に行われ、ジュビロ磐田と清水エスパルスがエコパスタジアムで対戦した。

 “サッカー王国“静岡を代表する2クラブのダービーマッチは、過去3年間にはいずれかのチームがJ2に降格していたため開催されていなかった。清水のJ1復帰により4年ぶりに実現した対戦は、雨天にもかかわらず4万人以上という大観衆を集めて熱狂的な雰囲気の中行われた。

 開始わずか6分、自身初の静岡ダービーに先発した中村俊輔の左足を起点として磐田に先制点が生まれる。右寄りの位置で獲得したFKから、直接狙うことも考えられたが、俊輔が選択したのはゴール前への浮き球。このボールに森下が飛び込んでダイビングヘッドを叩き込んだ。

 ビハインドを背負った清水も反撃に転じ、何度かゴールを脅かす形を作り出すが、37分には磐田に追加点。またも中村のFKからのゴールだった。左サイドからエリア内へ入れた高いボールのこぼれ球をムサエフがシュート。清水DFはボールがネットを揺らす前に掻き出したが、すでにゴールラインを割っており得点が認められた。

 2点リードで折り返した磐田は後半立ち上がりにもカウンターから3点目を加える。右サイドで中村からの縦パスを受けた川又がダイレクトで中央へ折り返すと、これを受けた川辺が蹴り込んで3-0。磐田が大きく勝利を引き寄せた。

 点差が開く展開となったが、後半も両チームがダービーにふさわしい熱い攻防を繰り広げた。清水は鄭大世や村田、松原などが良い形でシュートを放つ場面もあったがゴールならず。82分の白崎のヘディングも惜しくも右ポストに阻まれ点差を縮めることはできなかった。

 そのままタイムアップを迎えるかに思われたが、清水も最後に意地を見せる。エリア内でボールを受けた鄭大世は、ゴールに背を向けてのトラップで浮いたボールを見事なバイシクルシュートで蹴り込んで今季3点目のゴール。ダービーらしい熱戦は磐田が3-1の勝利を収める結果に終わった。

【得点者】
6分 1-0 森下俊(磐田)
37分 2-0 ムサエフ(磐田)
48分 3-0 川辺駿(磐田)
90+4分 3-1 鄭大世(清水)

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【了】

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