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中村俊輔、古巣との初対戦飾れず。横浜FMがクラブ25周年の記念試合に勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

中村俊輔
横浜F・マリノスがジュビロ磐田に勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【横浜F・マリノス 2-1 ジュビロ磐田 J1 第6節】

 8日、明治安田生命J1リーグの第6節が行われ、横浜F・マリノスとジュビロ磐田が対戦した。

 日産スタジアムで行われた試合は、横浜FMのクラブ創設25周年を祝う試合と位置づけられ、開始前には記念セレモニーが執り行われた。だがそれ以上に、横浜FMから今季磐田へと移籍したMF中村俊輔の古巣との対戦として注目の集まった一戦だった。

 しかし26分、チームに先制点をもたらしたのは中村から背番号を引き継いだ横浜FMの“新10番“だった。左サイドでボールを持った齋藤学が巧みなフェイントで守備陣のタイミングを外して絶妙なクロスを上げると、マルティノスがヘディングでのシュートを叩き込んだ。

 その8分後には中村が起点となり磐田に同点ゴールが生まれる。左CKを蹴る中村がゴールから逃げる弾道のクロスを入れると、横浜FM守備陣はボールに触りながらも大きくクリアできず。ゴール正面にこぼれたボールを、DF大井が左足のダイレクトシュートで強烈に蹴り込んだ。

 1-1で迎えた後半も横浜FMは齋藤を中心にチャンスを生み出し、マルティノスやウーゴ・ヴィエイラなどがゴールに迫る。磐田もエリア内へ侵入した松浦の浮き球シュートがGKの頭上を抜くが、DFがカバーに入って難を逃れた。

 そして73分、勝ち越しのゴールを奪ったのはホームの横浜FM。齋藤がエリア内に送った浮き球の縦パスを、CK後の流れでゴール前に残っていたDF金井が受け、右足シュートをゴール左に突き刺しスコアを2-1とする。

 磐田は85分、大井が再び強烈なミドルを突き刺したかに見えたが惜しくもサイドネットの外側。そのまま横浜FMが勝利を収め、25周年の記念試合を飾った。

 19時キックオフで行われたもう1試合では、北海道コンサドーレ札幌がホームにFC東京を迎えて2-1で勝利。今季J1は6試合を終え、5勝1敗で勝ち点15のヴィッセル神戸が首位に立っている。

【得点者】
26分 1-0 マルティノス(横浜FM)
34分 1-1 大井健太郎(磐田)
73分 2-1 金井貢史(横浜FM)

【了】

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