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かつて本田ら活躍のVVVフェンロ、5季ぶりの蘭1部昇格。藤田俊哉氏コーチ務める

text by 編集部 photo by Getty Images

VVVフェンロ
1部昇格が決まり喜びを爆発させるVVVフェンロの選手たち【写真:Getty Images】

 かつて本田圭佑や吉田麻也など数々の日本人選手が所属してきたVVVフェンロが、現地時間14日にオランダ1部昇格を決めた。来季は5シーズンぶりに1部リーグを戦う。

 アウェイでのエールステ・ディビジ(2部)第34節RKCワールワイク戦に臨んだVVVフェンロは、クリント・レーマンスが2ゴールを挙げる活躍を見せ2-1で勝利。この結果、4試合を残して3位カンブールとの勝ち点差が15ポイントとなったため、昇格の権利を持つクラブの中で最高順位が確定し、(2位のヨング・アヤックスは1部にトップチームが所属しているため昇格の権利がない)自動昇格を掴み取った。

 まだ2位ヨング・アヤックスとの勝ち点差が8ポイントのため優勝は決まっていないが、仮に2部優勝となれば本田圭佑が所属していた2008/09シーズン以来、8年ぶりのこととなる。

 今季のVVVフェンロでは、元日本代表でオランダ1部ユトレヒトでのプレー経験を持つ藤田俊哉氏がコーチを務めている。また日本サッカー協会の田嶋幸三会長の息子にあたる田嶋凜太郎も所属している。

 田嶋は慶應義塾大学を昨年7月末に休学し渡蘭。9月にはVVVフェンロとプロ選手として1年延長オプションつきの1年契約を結び、今年2月のアヒレス’29戦で公式戦初出場を果たした。リーグ戦の出場はその1試合のみだがコンスタントにベンチ入りしている。

 藤田氏はRKCワールワイク戦後に自身のフェイスブックを更新し「VVV Venlo一部昇格が今夜決まりました。オランダに来てやっと結果がでました。嬉しいです」と喜びを語った。

 VVVフェンロでは過去に本田圭佑や吉田麻也、カレン・ロバート、大津祐樹といった日本人選手たちがプレーしてきた。ハイ・ベルデン会長も親日家として知られ、日本とは縁の深いクラブ。来季は5年ぶりの1部で残留を目指すことになる。

【了】

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