【英国人の視点】浦和・森脇の暴言騒動、処分確定も深めるべき議論。レオ・シルバ「言葉の暴力も根絶を」

2017年05月11日(Thu)11時16分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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「暴力というのは肉体に対するものだけではない」(レオ・シルバ)

鹿島アントラーズのMFレオ・シルバ
鹿島アントラーズのMFレオ・シルバ【写真:Getty Images】

 単に覆い隠してしまって済むような問題ではない。議論を深めるべきであり、より深刻な問題へ発展することを防止するよう努めることが不可欠だ。

「そのままにしておくと、将来的には大きな問題になることかもしれません」とレオ・シルバは続けた。「暴力というのは肉体に対するものだけではなく、社会の中で言葉の暴力というものもあります。そういったものを根絶していくべきです。これからサッカー界でもこういったことが起こってくるかもしれませんが、起こるべきではないことです」

「私も子供を持つ父親ですので、他人に対してこういうことをしたいとは思いません。自分がやったとすれば恥ずかしく思うはずです。彼(森脇)に子供がいるのかどうかは知りませんが、我々は子供たちにとってヒーローであり、模範となるべき存在です。人生の中で果たすべき大きな役割があります。彼にもそのことを意識してほしいと思います」

 森脇が自身の振る舞いについて見直すことを強いられたのは間違いない。彼もレオ・シルバも、成熟した姿勢で事件に対処したことは称賛に値する。今後に向けて大事なのは、ここ最近の残念な出来事から一人ひとりが何かを学び、自分たちの行動が他者にどのような影響を及ぼし得るのか選手たちもファンもこれまで以上によく考えることだ。

(取材・文:ショーン・キャロル)

【了】

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