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ハリル、テヘランの同時テロに「世界は少し狂っているかもしれない」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:田中伸弥】

【日本 1-1 シリア 国際親善試合】

 日本代表は7日、国際親善試合でシリア代表と対戦し1-1の引き分けに終わった。

 この日、イランの首都テヘランで同時テロが発生。13日のロシアW杯アジア最終予選・イラク戦は同国で行われる予定だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「それについては聞いています」と述べ、「私は紛争など様々なことを経験していたので、そういうことに慣れています」と続けた。

「私はサッカーチームの監督であり、大好きな仕事をしている」と、日本代表のために全神経を集中させるつもりだ。一方で「我々が生きている世界は少し狂っているかもしれない。これが終わる日が来るのかと思い続けている。欧州に目を向けても酷いことが起こっている」と、世界が直面する混乱を憂いた。

 しかし、「いま私が心配しなければいけないのはこのチームのことです」と話し、イラク戦勝利に向けて準備する意思を明かした。

 国際試合を行える状況かどうかは現時点では不明だが、事態がこれ以上悪化しないことを願いたい。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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