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広島、森保一監督が退任。就任5年で3度のJ1制覇も…今季は降格圏に沈み辞意を申し出

text by 編集部 photo by Getty Images

森保一
広島の監督を退任する森保一監督【写真:Getty Images for DAZN】

 J1のサンフレッチェ広島は4日、森保一監督が今月3日付けで退任したことを公式サイトで発表した。

 現役時代にも広島でプレーした森保氏は2012年から広島の監督に就任。初年度にはクラブ史上初のJ1優勝に導くと、5年間で計3度のJリーグ優勝を果たした。

 しかし、今季は第17節を終えて2勝4分11敗の17位に沈み、チームは降格圏に位置している。1日には浦和レッズに3-4で敗れ、リーグ戦4連敗を喫した。

 浦和戦後、森保氏から成績不振による辞意の申し出があったという。クラブは慰留したが、本人の意思が固く了承した。

 広島の織田秀和社長は「苦渋の決断であり、非常に残念に思います」と述べる一方で、「森保監督には今後も、何らかの形でクラブ運営に携わっていただければと考えており、本人からも『即答はできないが、クラブ発展のための協力は惜しまない』との言葉をいただきました」と明かしている。

 森保氏はクラブの公式サイトを通じ、「プロは結果がすべての世界。皆さまに喜んでいただけるような結果を残すことができず、申し訳ありません。サンフレッチェに携わるすべての方々と3度の優勝で喜びを分かち合えたことは、いい経験となりました。今は、皆さまへの感謝の想いしかありません。とても幸せな5年半でした」とメッセージを残している。

 なお、後任にはヘッドコーチを務めていた横内昭展氏が暫定で指揮を執ることがあわせて発表されている。

【了】

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