ルヴァン杯、17年ぶりJ2クラブ参戦という一大改革。日程面の問題と競技上の公平性は?

2017年07月26日(Wed)12時17分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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J2勢は必然的に過密日程に。だがポジティブな意見が多数派に

Jリーグの村井満チェアマン
Jリーグの村井満チェアマン【写真:フットボールチャンネル編集部】

 議論の過程で、16チームを4組に分けたグループステージがベストという結論に到達する。白羽の矢を立てられたのがJ2に自動降格した3チームのうち、最下位を除く2チームとなった。昨シーズンにあてはめれば、16位の名古屋グランパス、17位の湘南ベルマーレが対象となる。

 YBCルヴァンカップのグループステージは今シーズンから、ACLのグループステージとスケジュールを重複させるようにしている。週末のJ1を戦っていくうえで、同じインターバルで戦っていくほうが競技上の公平性が保たれるからだ。

 それでも、7チーム制による1回戦総当たり制ではどうしても齟齬が生じてくる。これをACLのグループステージと同じく、4チームによるホーム&アウェイ方式の全6節のリーグ戦とすれば、ほぼ完全にスケジュールを合わせることができる。

 さらにはグループステージの1位チームが自動的にノックアウトステージに進出するのではなく、たとえば2位チームとのプレーオフを設ければ、ACLのラウンド・オブ16にもスケジュールを合わせられる。いわゆる“消化試合”を増やさないことと含めて、一石二鳥の効果が16チームとすることで生まれる。

 もっとも、議論の過程ではJ1とJ2の試合数の差が俎上にも載せられた。年間34試合を戦うJ1に対して、J2は42試合という長丁場となる。必然的に過密スケジュールを強いられることになるが、そこではポジティブな意見のほうが多かったと村井チェアマンは言う。

「メリットとデメリットのなかでは、若手の出場機会を増やすなど、YBCルヴァンカップでいろいろなことに挑戦して、そこからリーグ戦に上がっていくチャンスもあると。来シーズンからは降格救済金がスタートしていくなかで、財政的な基盤を含めて、降格チームがいいのではないか、というのが総意でした」

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