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井手口陽介、インサイドハーフでは「下がりすぎず前で受けろと言われている」

text by 編集部 photo by Getty Images

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井手口陽介【写真:Getty Images】

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップ2017のニュージーランド代表戦に向けて愛知県内で前日練習を行った。

 ロシアW杯出場を決めた8月のオーストラリア戦でゴールを挙げるなど、鮮烈なパフォーマンスを見せた井手口陽介。果敢なチャレンジで相手からボールを刈り取るだけでなく、二度追いできるタフさも備えている。一気にハリルジャパンの主力候補に台頭したが、地位を確立した意識は全くなく、「練習からしっかりアピールしていきたいという気持ちでやっています」と話した。

 また「監督からもここからW杯の始まりというのはミーティングであった」と言う井手口は、「しっかり結果を残してまた選ばれる様に頑張りたい」と意欲を示している。

 ボランチの選手だが、インサイドハーフとしても輝くことができる。後者でのプレーについては「あんまり下がりすぎずに前で受けろと言われている」と明かす。そして「もっとビルドアップだけじゃなくて前に関わって、決定的な仕事ができるように意識している」と続けた。

 攻守において際立ったプレーが期待されるが、本人は「やることはいつもと変わらない」と冷静だ。「守備はしっかり相手を潰しに行って、攻撃ではチャンスがあればどんどん前に出て行って、アシストやったり得点やったり、目に見える結果を残していきたい」と井手口は言う。それらを完遂できれば、自ずと存在感は高まるだろう。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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