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ハリル監督、“国内組”にもW杯のチャンス「できるだけ多くの人数試す」

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督
日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 10日にキリンチャレンジカップの試合が行われ、日本代表はハイチ代表を日産スタジアムに迎えて対戦する。日本を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が前日会見を行なった。

 フランス代表やドイツ代表は若手選手の台頭が目立って来ている。ハリルホジッチ監督は「その流れは続けていきたい。選手全員リスペクトしていますが、より良い選手を私は選びたいと思う。チームは経験と若さを混ぜた方が良い。本大会へ向けてできるだけ多くの人数を試しておきたいと思いますし、時々は合宿に呼んでみたい。そして、新たに呼んだ選手がメンタル的にどういう影響を受けるのか見てみたいと思う」と語り、若手選手にもチャンスを与えていく考えを示した。

 ただ一方で「若手はまだまだ年上をリスペクトしすぎている。大人しい。ちょっとバリアがある。若い選手を励まして勇気を与えて。部屋に呼んで話している。若手に自信をもってほしいので。オーストラリア戦は若手に良かった。2・3日眠れないときもあったが、決断は正しかった」とも語っている。

  続けて「色々な試合で私のコーチングは変わってきている。たとえば今野を使ってみたり。彼はあのときにいいパフォーマンスだったので使った。多くの選手を見て、海外組はよくわかっているし、先発なのかそうじゃないのか別れるが、ただ私が注目しているのは国内組でどのような発展をするのか。東アジアカップもあるし。メディアのみなさんにも若手をサポートしてほしい。リスクあるのは分かっている」とコメントし、国内組にも注目していることを明かした。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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