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ハリル、低調な内容に怒り「最悪な試合」「ブラジル相手なら10点取られる」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:田中伸弥】

【日本 3-3 ハイチ キリンチャレンジカップ2017】

 日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2017でハイチ代表と対戦し、3-3で引き分けた。

 倉田秋の2戦連発弾と杉本健勇の代表初ゴールで2点をリードしたが、守備の隙を突かれて一時は逆転を許した。後半終盤に香川真司の得点でドローに持ち込んだが、ヴァイッドハリルホジッチ監督は怒りを滲ませた。

 ニュージーランド戦、ハイチ戦と多くの選手を起用した。「ビッグマッチは期待していなかった」と指揮官は話したが、「この2試合目に関しては本当におかしいなと。いい入りをして2-0になって、いいアクションもあって。急にストップして、切れて。メンタル面での脆さが見えた。定期的に出ているわけではない選手だとしても、言い訳にはできない。もう少し違うものを見せて欲しかった」と述べた。

 そして「私が就任して28試合目だが、色々なことに関して最悪の試合だった」とし、「このような試合をしてしまったことに全員が疑問を抱かなければいけない。ブラジルが相手だったら3失点ではなく10失点してしまう」と世界最高峰のチームを引き合いに出し、危機感を口にした。

 11月にはそのブラジル、ベルギーとの対戦が控える。この2試合についてハリルホジッチ監督は「本当に大きな大きなテストになる」と話した。

 欧州遠征では海外組を含めた現段階のベストメンバーで臨むことが予想されるハリルジャパン。今シリーズの反省を修正し、万全の状態で挑みたい。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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