【U17W杯プレビュー】日本、GS最終戦は「プランB」を探す試金石。「流れ」を支配するチームに進化できるか

U-17日本代表は14日、U-17W杯のグループステージ最終戦でニューカレドニアと対戦する。実力的には格下の相手であり、決勝トーナメント進出を考えても勝利が必須の試合。先発メンバーの大幅な入れ替えが予想されるが、そこには大きな意味合いがある。世界の強豪と戦えるチームになれるか否かがかかった重要な一戦だ。(取材・文:舩木渉【コルカタ】)

2017年10月14日(Sat)16時43分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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「ギラギラ、メラメラしたところを見せて」

u-17日本代表
U-17日本代表は14日にニューカレドニアと対戦する【写真:Getty Images】

 ピッチ上での「流れ」は、刻一刻と変化していくものであり、それに乗り遅れれば則ち進む先は敗北である。

 11日に行われたU-17W杯のグループステージ第2戦、フランス戦は日本にとってまさに「流れ」に乗り損ねた一戦となった。日本の戦い方を徹底的に研究してきた相手に対し、試合の中でその上をいく対策を講じられなかったのである。臨機応変さに欠けていた。

 フランス戦の3日前、大会初戦で対戦したホンジュラスは非常に素直なチームだった。戦い方は日本側が事前にスカウティングして掴んでいたものと変わらず、試合の中で劣勢に立たされても、相手がこちらをひと泡吹かせようと動いてくることもなかった。だが、グループステージを越えた先にそんな素直なチームはいない。どの国も曲者揃いで、少しでも相手を上回ろうと策を巡らせてくる。

 そういった意味で、14日のニューカレドニア戦は日本が「プランB」を探すための重要な試合となる。先発メンバーを大幅に入れ替え、これまで出場機会の少なかった選手たちを送り出すのには、主力として奮闘してきた面々に休養を与えるだけでなく、決勝トーナメント以降も世界を相手に戦える選手をふるいにかける目的もあるのかもしれない。

 森山佳郎監督は「当然勝たなきゃいけないゲームなんですけど、ゲームに飢えているいる選手もいますし、そういう選手に勝利が必要なプレッシャーの中で、ノックアウトステージに向けて『俺がキープレイヤーだ』というギラギラ、メラメラしたところを見せて欲しい」と、ニューカレドニア戦出場予定の選手たちに発破をかけた。

 またニューカレドニア戦は「最終目標はA代表とか、世界に羽ばたける選手というところ。いろいろなことがあるでしょうけど、まずは個人で自分のやれることを大きくするチャレンジをさせることが、選手たちの将来に密接に関与してくると思う。やり方、方法で縛るんじゃなくて、とにかく自分の武器をチームのために、チームのプラスにならなかったらいけないし、チームの勝利につながる武器を増やして、大きく成長して欲しい、それだけです」という、指揮官からの期待も込められた人選になるだろう。

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