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新潟、首の皮一枚J1に残ったが…あまりにも厳しい残り4試合の残留条件

text by 編集部 photo by Getty Images

アルビレックス新潟
ジュビロ磐田と引き分けたアルビレックス新潟【写真:Getty Images for DAZN】

 21日、明治安田生命J1リーグ第30節の試合が行われ、ジュビロ磐田とアルビレックス新潟が対戦。2-2の引き分けに終わった。

 新潟はこの試合に敗れれば来季のJ2降格が決まってしまう状況。2-1のリードで後半アディショナルタイムを迎え、前節ガンバ大阪戦に続いて今季初の連勝を飾るかに見えたが、94分になったところでセットプレーからアダイウトンに痛恨の同点ゴールを許してしまった。

 この結果、今節での降格決定は免れた新潟だが、残留に向けた道はあまりにも険しいものとなった。残留を争う他チームの結果も含めて、残りの4節で非常に厳しい条件が満たされなければ残留を勝ち取ることはできない。

 勝ち点16の新潟がここから残留するためには、勝ち点28で現在15位のヴァンフォーレ甲府の成績を上回る必要がある。第32節の直接対決に勝利することはもちろん、新潟がその他の3試合に全勝、甲府が3試合に全敗しなければ勝ち点が並ぶことはない。

 さらに、現在の得失点差も甲府のマイナス15に対して新潟はマイナス36と21点差。単に新潟の4戦全勝と甲府の4戦全敗だけでなく、大勝や大敗の試合がいくつかなければこの差がひっくり返ることはない。

 仮に新潟が甲府と勝ち点で並び、得失点差を逆転することができたとしても、それだけでは残留できない。現在16位のサンフレッチェ広島(現在勝ち点27)、17位の大宮アルディージャ(同24)の最終成績も上回る必要がある。

 広島は残り4試合で勝ち点2、大宮は勝ち点5を獲得すれば、新潟に追いつかれることはなくなる。第33節には大宮対甲府の対戦も残されているため、新潟が残留するためには大宮がこの試合に勝ってくれた上で、その他の3試合を勝ち点1以内で終えることが必要ということになる。

【了】

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