日本代表に勝利を収めたブラジル代表【写真:Getty Images】
フランスのリールで現地時間10日に日本代表対ブラジル代表の国際親善試合が行われ、ブラジルが3-1の勝利を収めた。
ブラジルは開始早々にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による判定でPKを獲得し、FWネイマールが決めて先制点を奪う。数分後に再び獲得した2本目のPKはGK川島永嗣の好セーブに阻まれたが、その後のCKからの流れでDFマルセロが追加点。前半終了間際にもFWガブリエウ・ジェズスが3点目を加えた。
3点をリードした後半は選手の入れ替えなども行ってペースダウン。槙野智章のゴールで1点を返されはしたが、ブラジルにとっては3-1というスコア以上に危なげない勝利だったと言える。
セレソンが“順当”な勝利を収めたこともあり、ブラジル各メディアも比較的落ち着いた調子で試合について伝えている。「ビデオ判定のおかげでゴール」「VARを頼りに」などのタイトルがつけられており、プレー内容そのものよりビデオ判定に目新しさが感じられた程度の試合だったという印象のようだ。
ブラジル『ランス』は「前半のうちに勝負を決めて日本を破る」、『グローボエスポルチ』は「簡単な勝利を楽しみつつワールドカップの候補選手たちを確認」などと試合について記述。日本代表としては、ブラジルメディアを大騒ぎさせるような試合にすることはできなかった。
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