ベルギー代表、爆発的攻撃力で欧州を席巻。日本と対戦、スター軍団は30年ぶり国民の希望に

14日に日本代表と対戦するベルギー代表は、ロシアW杯予選で欧州を席巻した。武器は爆発的な攻撃力。選手選考でも指揮官を悩ませる戦力の充実ぶりを誇り、ベルギー国民は代表チームに30年ぶりの夢を託す。彼らに弱点はあるのか、そして日本戦はどんな意味を持つ試合になるのだろうか。(取材・文:中田徹【ベルギー】)

2017年11月13日(月)11時43分配信

text by 中田徹 photo Getty Images
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個性派揃いのベルギー代表。W杯欧州予選は最速突破

ベルギー代表
ベルギー代表には多士済々のアタッカーが揃う。攻撃力は欧州随一だ【写真:Getty Images】

 ロシアW杯出場を決めているベルギーは、新しいユニホームで11月10日、メキシコとの親善試合を戦った。特徴的なのは、胸に織り込まれたダイヤ模様だ。1984年フランス欧州選手権に出場した際のユニフォームに似せた「レトロユニホーム」としてデザインされた。

 このユニフォームの情報が事前に漏れた時、ベルギーの人々は「あ、86年のユニホームと同じだ」と勘違いした。今から30年以上前、メキシコの地でベルギーはW杯3位という偉業を成し遂げたのだ。メキシコから凱旋したチームを讃えるため、ブリュッセルのグランプラス広場にベルギー国民が殺到したのは今もなお語り草だ。夢よもう一度――そう、ベルギー人は現在の代表チームに希望を託している。

 メキシコW杯の時のベルギー代表は、3位でグループリーグを勝ち上がったことからも分かるように、大会のアウトサイダー的存在だった。試合の運び方も、しっかり守って鋭くカウンターで攻めきるというスタイルだった。

 しかし、今のベルギー代表に対する期待値は大会前から高い。何しろ、ヨーロッパ内でロシアW杯予選突破を最速で決め、さらに予選10試合で決めたゴール総数はドイツと並ぶ43。この数字は、2000年欧州選手権予選でスペインが作った42ゴールの記録を更新するものだった。現在のベルギーは、試合のイニシアチブを握って、攻撃的に戦う集団へとチームカラーがガラリと変わってしまった。

 爆発的な攻撃力を武器とするだけに、とりわけ中盤とFWは人材の宝庫だ。ケビン・デ・ブライネ、ドリース・メルテンス、エデン・アザール、ロメル・ルカク、マルアン・フェライニ、アクセル・ヴィツェル、ムサ・デンベレ……。いずれも高い実力を誇り、個性の強い実力者たちが揃う。

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